JR西日本金沢支社は31日、能登半島地震の影響で運転を見合わせているJR七尾線七尾―和倉温泉間について、2月15日に運転を再開すると発表した。金沢―七尾間は既に運行しており、地震から約1カ月半ぶりに七尾線が全線開通する。のと鉄道(穴水町)も同日、運休となっている七尾―能登中島で運転を再開する。
のと鉄道の能登中島―穴水はおおむね4月中の運転再開を目指す。
七尾線は1月3日に津幡―高松、15日に高松―羽咋、22日に羽咋―七尾を再開した。特急は既に七尾まで大阪発着の「サンダーバード」1往復、金沢発着の「能登かがり火」1往復が運行している。
2月3日には「能登かがり火」4往復のうち、運休している3往復を再開し、全4往復に戻す。地震の影響で徐行運転している敷浪―羽咋の運転速度を段階的に上げるため。観光列車「花嫁のれん」2往復は当面、運休を続ける。同日からは七尾発の普通列車の発車時刻が通常通りとなる。