「名鉄百貨店一宮店」が31日で閉店 ネット通販の普及やビル老朽化も影響 常連客らが来店し別れを惜しむ 愛知

東海地方のデパートが、また1つ姿を消します。愛知県一宮市の名鉄百貨店一宮店が31日、最後の営業日を迎えました。

2000年11月に名鉄一宮駅の駅ビルに開業した「名鉄百貨店一宮店」。

市内唯一のデパートとして生鮮食品などを充実させ、地元で親しまれてきましたが、ネット通販の普及やビルの老朽化に伴い、23年の歴史に幕を下ろすことになりました。

最後の営業日となった31日は、午前10時のオープンから常連客らが詰めかけ、別れを惜しみました。

(常連客)
「寂しい。このまま続けてほしい」
(元販売員)
「私も成長させていただいた。街の人とも仲良くさせてもらって、今もつながっている」

駅ビルは大規模な修繕工事を行い、2025年度に飲食店などが入る新たな複合施設が開業する予定です。

© CBCテレビ