ダイハツ京都工場、商用車2種の生産再開へ 2月12日から

ダイハツ工業京都工場(京都府大山崎町)

 ダイハツ工業は31日、自動車の品質不正問題で出荷と操業を停止している京都工場(京都府大山崎町)で2月12日から商用車2車種の生産を再開すると発表した。出荷は5日から始める。

 生産を再開する車種はトヨタ自動車の「プロボックス」と、マツダの「ファミリア バン」。ほかの車種の生産停止期間は、2月16日までとしていたが、3月1日までに延長する。

 ダイハツは、自動車の量産に必要な「型式指定」の認証申請を巡る不正を受け、昨年12月に全車種の出荷を停止し、滋賀工場(滋賀県竜王町)を含む国内全4工場で生産を停止した。京都工場は、問題発覚から国内で初めて稼働を再開する生産拠点となる。

 一方、滋賀工場と大阪府池田市の本社工場は3月1日まで稼働停止を継続する。生産再開のめどは立っていないという。

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