エルスウェア紀行、"無数の生活に対する想像"「イマジン」リリース。ヒナタミユからコメントも到着

エルスウェア紀行が、最新デジタルシングル「イマジン」本日、1月31日(水)にリリースした。 今作は、作詞・作曲ともに、Vo/Gtヒナタミユが担当し、楽曲のテーマはヒナタミユが、「揺れる水面にみた魚の群れが泳ぐイメージ」から着想した無数の生活に対する“想像=イマジン”となっている。

演奏は、ベースに千ヶ崎学を迎え、ベース以外の全楽器の録音・打ち込み・編曲・ミックス・マスタリングまでをDr/Gtトヨシが担当している。 近作では、エレキギターを中心に80'sポップを感じさせる音像が多かった中で、ピアノ・ストリングスを中心に壮大さ、乾き、潤い、浮遊感など様々な感覚を得られる。 5月19日(日)には、バンド結成以降、最大規模のワンマンライブとなる『幌をあげる』東京・shibuya WWWのバンド編成単独公演を控えているエルスウェア紀行。 チケットも各プレイガイドから発売中となっている。

Vo/Gt ヒナタミユ コメント

ぼーっとして揺れる水面を見た時に、なんだか魚が泳いでいるようだな、と思いました。その場で“水の底を泳ぐ 幻の魚みたいに知らない無数の生活”という冒頭のフレーズがメロディと同時に浮かびながらも、次の言葉やメロディが出てくるまでには数ヶ月空いています。進むきっかけは、打ち合わせて用意したのではないDr/Gt トヨシからのイントロ・ピアノフレーズのアイディアと先に続くコード進行です。エルスウェア紀行としての近作は、詞の面で自身の中にある禍々しさを隠さない濃度の高い感情に明確な景色や物語を構築していくやり方で挑戦してきました。サウンド面でも、新しくなつかしいどこにもない記録=エルスウェア紀行をスタンダードとするべく、メンバー二人で何十往復とやり取りを重ねながら各々のまとまらないままのアイディアをそのままひとつの音楽にしたいと緻密に作り込んでいくことが多くあります。

今作は、それらと地続きにある思いを持ちながらとてもシンプルに、まっすぐな熱に素直に作った楽曲です。今回はわたしが詞と旋律、Dr/Gtトヨシがコード進行と編曲、という形をとっています。

それぞれが愛する秘密を守りながら、知らないままですれ違う他人と無数の生活。大事な人に伝える言葉ではなく、敢えて伝えない言葉だけを集めた花束を気付かないうちに渡し合うような不思議を<想像=イマジン>すること、忘れないように歌いました。

それぞれの生活の中で、聴いていただけたらうれしいです。

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