新大関琴ノ若、祖父の墓前に報告 横綱へ、世代交代担い手に

先代師匠で祖父の元横綱琴桜の墓参りをする新大関琴ノ若(左手前)と佐渡ケ嶽親方=31日、千葉県松戸市

 大相撲で新大関に昇進した琴ノ若(26)=本名鎌谷将且、千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=は31日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋での昇進伝達式を終え、2007年に66歳で亡くなった祖父の元横綱琴桜が眠る同市内の墓前に昇進を報告した。

 大関昇進でしこ名を継承する約束があり、大関2場所目の5月の夏場所から「琴桜」を名乗る意向。「おかげさまで上がることができましたと。まだまだと言うかな」と祖父を思い浮かべた。

 琴ノ若は189センチ、177キロと恵まれた体格で安定感のある相撲が評価された。2021年名古屋場所以来の4大関で、横綱昇進レースは激化しそうだ。

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