自民党安倍派(清和政策研究会)の関芳弘衆院議員(兵庫3区)が代表を務める政党支部と、宝塚市に事務所を置く杉田水脈衆院議員(比例中国)の資金管理団体は31日、2018年以降の政治資金収支報告書について、所管する兵庫県選挙管理委員会に訂正を届け出た。ともに派閥から受けた寄付の記載などが漏れていた。
県選管によると、不記載額は関氏が18~22年の5年間で計836万円、杉田氏は18~20年と22年の4年間で計1564万円。いずれも安倍派の政治資金パーティーを巡り、販売ノルマの超過分として還流を受けたとみられる。
収支報告書の保存期限は公表後3年間。両氏とも20年分以降は原本、廃棄済みの18~19年分は概要をまとめた県公報を修正した。寄付を受けた日付は「不明」としている。(田中陽一)