日中ビジネス人材の年収傾向調査

株式会社クララオンラインは、JaU(ジャーヨウ)に登録している営業職の年収傾向をまとめた「日中ビジネス人材の営業職における年収傾向調査結果」を公表した。調査媒体は日中ビジネス即戦力人材に特化したダイレクトリクルーティングサービス「JaU」。調査手法はJaUを利用している登録者データを用いた統計分析。調査対象は日本で働く母国語が日本語(以下「日本人」)または中国語(以下「中国人」)で営業職の登録者。調査期間は2023年10~11月。有効数は1226人。「営業職」経験がある登録者の母国語を軸に平均年収を調査した結果、日本人の617万円に対して中国人が463万円と、約150万円も年収に差があることが判明した。

また、国籍と関係なく年齢とともに平均年収が上昇傾向だったが、日本人と中国人では特に30代前半から平均年収差が広がっていく傾向があった。日本人は年齢を重ねるにつれ平均年収が上昇していく傾向だが、中国人については40代後半から伸び率が鈍化傾向となっている。営業職における語学力(日本人は中国語力、中国人は日本語力)による年収傾向を調査した結果、日本人男性の中国語力は平均年収にあまり影響がみられないが、いずれも平均年収が高い。一方で中国人男性の日本語力では平均年収に大きな差があり、日本語力が高いほど平均年収が高くなっていく傾向があることが分かった。

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