「伊平屋ブルー」の海が魅力 沖縄の原風景が残る島 日本最南端の「天岩戸伝説」も

 伊平屋島は沖縄本島の北西約40キロにある県内最北の有人島。「伊平屋ブルー」と呼ばれる遠浅で美しい海から標高200メートル級の山々まで、離島には珍しい起伏に富んだ地形が特徴だ。沖縄の原風景が残る島として観光PRに力を入れる。

野甫大橋から見える「伊平屋ブルー」と呼ばれる遠浅の海=2019年撮影

 島の北部にあるクマヤ洞窟は、日本最南端の「天岩戸(あまのいわと)伝説」がある場所として知られる。北端にある久葉山は、村の木・クバに覆われており、山頂の灯台からは鹿児島県の与論島を望むことができる。

 県内有数の米どころでもあり、起伏に富む地形がもたらす濃い霧が黄金色の稲穂の上に立ち込める様は、他の離島では見られない幻想的な風景だ。今帰仁村の運天港から1日2往復するフェリーに乗れば約80分で到着する。

伊平屋で取れる島魚は種類も豊富だ(海鮮料理店「海魚」提供)
伊平屋産の新タマネギは、刺身のつま代わりとしても人気という(提供)

 

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