伝統文化継承活動など表彰 日本善行会唐津支部

日本善行会佐賀県唐津支部から表彰状を受け取る小川島鯨骨切り唄子供保存会の石井靖教代表(中央)=唐津市役所

 日本善行会佐賀県唐津支部は1月26日、秋季表彰の伝達式を唐津市役所で開いた。海の清掃や藻場再生などに取り組む2団体2個人を表彰した。

 表彰を受けたのは、伝統文化継承のため島に伝わる歌を子どもたちに伝えている「小川島鯨骨切り唄子供保存会」(石井靖教代表)、海の環境美化に取り組む「玄界灘を守り育てる会」(浪口史郎代表)、長年子どもへのバスケットボール指導に当たる古藤広基さん(66)=浜玉町、20年以上海の藻場再生の活動をしてきた袈裟丸彰蔵さん(46)=鎮西町。

 それぞれの活動報告もあり、袈裟丸さんは「高齢化で漁業者が減る中で、より活動を広げたい」と語った。日本善行会は佐賀県内では唐津支部だけが活動し、春季と秋季の年2回、ボランティアなどに取り組む団体を表彰している。(横田千晶)

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