松津(シリウスEHC)スケート男子成年1000V 国スポ岩手県選手初

成年男子1000メートル決勝 最後の直線で先頭に立ち、優勝した松津秀太(左、シリウスEHC)=31日、北海道・苫小牧市ハイランドSC

 【北海道苫小牧市で本紙取材班】国民スポーツ大会冬季大会スケート、アイスホッケー競技会(スケート国スポ)は31日、北海道の苫小牧市ハイランドSCでスピードの成年男子1000メートル決勝が行われ、岩手県の松津秀太(24)=盛岡・シリウスEHC=が1分12秒04で優勝した。国体から改称された国民スポーツ大会で岩手県選手初の栄冠を手にした。

 決勝は8人で争われ、松津は序盤は最後方につけ、残り1周で徐々に順位を上げた。2番手で迎えた最後の直線で、バランスを崩して転倒した先頭の選手をかわしゴールに飛び込んだ。

 ショートトラックのワールドカップ出場経験もある実力者は「周りからも優勝を期待されていたので、勝つことができてほっとしている。きょうは転倒もあり『ラッキーパンチ』が当たっただけ。来年以降はもっと地力をつけて勝ちたい」と控えめに喜んだ。

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