長崎ランタンフェスティバル「赤い糸のお守り」で良縁を 興福寺で事前祈願 

媽祖像に向かって良縁を祈願する森永さん(右)と山口さん=長崎市寺町、興福寺

 長崎ランタンフェスティバル(9~25日)期間中、来場者が良縁を願って結ぶ「赤い糸のお守り」の御利益を高めようと、長崎市寺町の興福寺で1月31日、事前祈願があった。
 長崎国際観光コンベンション協会主催で16回目。
 同フェスでは、中国の縁結びの神様「月下老人」のオブジェを同市浜町の旧三菱UFJ銀行前に設置し、お守り(1個100円)を販売する。月下老人は中国の故事に由来し、運命の2人の足首を赤い糸で結ぶとされる。お守りの中にある2本の赤い糸のうち、1本はオブジェ横のひもに結び、もう1本はお守りとして持っておく。昨年は約4千人が祈願した。
 31日は読経の中、同寺が祭っている媽祖像の前で、同協会職員の森永亜由美さん(31)と山口優さん(25)が線香を上げた。森永さんは「来た人の縁結びのお手伝いができれば」、山口さんは「地域の人たちとともに長崎を盛り上げられたら」と話した。

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