"JA全農とちぎ"全国初の施設完成 県内5つのJAが利用し複数品目取り扱う「販売力の強化などに期待」

 農産物の選別や出荷を行う新しい施設が真岡市に完成し、31日にセレモニーが行われました。栃木県内5つのJAが共同で利用し、複数の品目を扱う施設としては全国で初めてだということです。

 真岡市に完成したのは「JA全農とちぎ青果物広域集出荷センター」です。セレモニーには関係者など約70人が出席しました。

 このセンターは生産者から農産物を集めて出荷するための施設で、県内に10あるJAのうち、しおのや、うつのみや、かみつが、はが野、おやまの5つのJAが利用します。

 約5ヘクタールある敷地には、農産物の選別をする選果棟と、梱包と出荷をするパッケージ棟の2つの建物があり、現時点ではイチゴやトマトなど5品目を取り扱う予定です。

 一般的な集出荷センターは、地域のJAごとに設置され、1つの施設で1つか2つの品目を扱いますが、5つのJAが利用し複数の品目を取り扱う施設は全国でも初めてです。

 大規模で効率の良い集荷や出荷ができるようになることで、販売力の強化や生産者の収益アップなどが期待されます。施設の本格稼働は3月からの予定です。

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