「岩手の読書週間」1日から 各図書館、企画展やイベントに力

「お仕事展」と題し一関市内の企業情報を紹介する一関図書館

 第64回岩手の読書週間(岩手県読書推進運動協議会、県教委主催)は1日、スタートした。各地の図書館などで企画展やイベントを展開。新型コロナウイルスの5類移行後では初となり、対面式の「おはなし会」を催すなど、新たなジャンルの本との出合いに工夫を凝らす。

 一関市大手町の一関図書館(藤倉忠光館長)では「いちのせきのお仕事展」と題し、21日まで市内の飲食、建設業など23事業者の仕事内容、所在地といった情報をパネルで展示する。業種が学べる本約200冊の展示、貸し出しもする。

 奥州市の江刺図書館(高橋利徳館長)は期間中、コロナ禍で中止していた地域のボランティア団体による読み聞かせを実施する。

 読書週間は14日まで。「本の世界 頭のスクリーン 上映中」を標語に、県内の49の図書館などで計152のイベントを行う。

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