基準値の200倍…山間の温泉施設でレジオネラ属菌検出、営業中止に 利用客入院で発覚 秩父「大滝温泉遊湯館」

温泉施設でレジオネラ菌を検出、営業中止=埼玉県秩父市

 埼玉県秩父市は31日、ちちぶ観光機構が運営する温泉施設「大滝温泉遊湯館」(同市大滝)の浴槽水から、基準値の200倍に当たるレジオネラ属菌が検出されたため、同日午後3時から施設の営業を中止したと発表した。

 ちちぶ観光機構によると、同施設の浴場を過去に利用した高齢男性1人が、レジオネラ属菌に感染して入院したことが分かり、保健所が23日に水質検査を実施。31日に検出結果が出た。営業再開は、再検査で異常がないことを確認した後、判断するという。

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