宝富士「また上に」、阿武咲「町盛り上げる」 青森・中泊町出身の2幕内力士、地元で健闘誓う

中泊道場に通う子どもたちから花束を受け取り、記念撮影に納まる宝富士(後列右から2人目)と阿武咲(同3人目)

 大相撲幕内力士で青森県中泊町出身の宝富士と阿武咲の激励会(中泊町大相撲後援会主催、後援会長・濱舘豊光町長)が31日、同町の「パルナス」で開かれた。宝富士は「初場所は苦しい場所だったが、また上に戻れるよう頑張る」、阿武咲は「上位と当たった時はボロ負けして悔しかった。町を盛り上げられるように頑張る」とそれぞれあいさつし、春場所での健闘を誓った。

 会場にはファンや後援者ら約180人が詰めかけ、地元の「中泊道場」で相撲を練習する子どもたちが両関取に花束を手渡した。2人は記念撮影や握手に応じたり、相撲甚句に合いの手を入れたりして場を盛り上げた。

 初場所を10勝5敗で勝ち越した阿武咲は取材に対し「上位戦は悔しい思いもある。しっかり稽古して(春場所は上位戦でも)良い成績を収める」と抱負。6勝9敗で負け越し、十両に陥落する可能性が高い宝富士は「青森に帰って来て力をもらって、一からまた頑張りたい」と取材に意気込みを述べた。

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