ジグザク歩いて文字描く「GPSアートウォーク」 最後に判明、地図アプリ上に浮かんだ字は

GPSアートの普及に努める志水さん(右)を先頭に福知山市中心部を歩く参加者=福知山市末広町

 スマートフォンのGPS(衛星利用測位システム)機能を利用し、移動した軌跡から地図アプリに文字を描く「GPSアートウォーク」がこのほど、京都府福知山市内であった。参加者は市中心部をジグサグに歩き、地図に「福」の字を完成させた。

 2016年からGPSアートの普及に努める兵庫県西宮市の元小学校教諭、志水直樹さん(36)が福知山市内の知人から依頼を受け街のにぎわいづくりとして企画し、市内外から15人が参加した。

 参加者には完成させる文字を伝えず、JR福知山駅北口公園を出発。志水さんを先頭に福知山駅正面通り商店街やけやき通りなどを何度も行き来し、スマホを手に約6キロの道のりを歩いた。出発点に戻ると、地図アプリに大きな「福」が浮かび上がり、参加者は完成した文字を写真に撮って保存していた。

 志水さんは「障害の有無や年齢を問わず気軽に参加できるのが魅力」と話し、神戸市の女性(72)は「観光ガイドには出てこない通りに多くの店を見つけられて楽しかった」と話していた。

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