EV使った貸し切りタクシー事業開始へ 第一交通グループなど2月12日から インバウンド対象、本部町観光ツアー提供【動画あり】

 住友商事と本部町、第一交通グループなどは12日から、電気自動車(EV)を使った貸し切りタクシー事業「Motobu Story Quest」を始める。第一交通グループが導入したEVタクシー4台で、那覇周辺に宿泊するインバウンド(訪日客)を対象に本部町の観光ツアーを提供する。1日に出発式を開き、インターネットでの予約を始めた。県内事業者がEVタクシーを本格導入するのは初めて。

 非代替性トークン(NFT)を使ったスタンプラリーを実施し、美ら海水族館や備瀬フクギ並木など、本部町の観光名所7カ所を巡る。8時間貸し切りの利用料は5万円。月に40台の稼働を見込む。

 本部町の平良武康町長は「今の本部は桜が満開で、海ではクジラの親子を見ることができる。“町まるごとテーマパーク”を目指し、サステナブルな観光地作りに取り組みたい」と話した

出発式に臨む本部町の平良武康町長(右から2人目)ら=1日、那覇市泉崎の那覇バスターミナル

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