湯崎知事は、県教委の平川理恵教育長を来月末の任期満了で退任させる方針を明らかにしました。
退任の方針は2月定例会を前に開かれた、知事と県議会議長との会談の中で伝えられました。
リクルート出身の平川教育長は2018年4月、初の民間出身の教育長として起用されました。2期6年の任期中には、「自己表現」の導入といった公立高校の入試制度改革などに取り組みました。
一方で、京都市のNPO法人との契約をめぐっては、弁護士らによる外部調査で官製談合防止法違反にあたると指摘されました。
退任の方針について知事は、2期6年は当初からの既定路線だったと説明しました。
湯崎英彦知事
「いろんな改革を進めてくれたのは非常に評価している。この任期を一つの区切りにして、新しい人にそれをベースに発展させてほしい。調査をして結果として法令違反になるような結果につながっていったことは、遺憾なことだと思っている」
後任は、取り組んでいる「学びの変革」を理解して推進できる人を探したいと話しました。