伊丹空港でANA機2機が接触 駐機場ですれ違いざま翼が触れる「原因は調査中」 けが人なし

全日空(ANA)などの機体が行き交う駐機場=1日午後、大阪(伊丹)空港(撮影・吉田敦史)

 1日午前10時10分ごろ、大阪(伊丹)空港の国内線の駐機場で、離陸前の大阪発松山行き全日空(ANA)1637便(乗客69人、乗員4人)と、着陸してきた福岡発大阪行き全日空422便(乗客65人、乗員4人)が接触した。機体に大きな損傷はなく、乗客乗員にけがはなかった。

 ANA大阪空港によると、1637便が駐機場で自走して左に旋回後に待機していたところ、滑走路から別の駐機場へ向かう422便が近くを通り、両機の右翼の端が接触した。1637便の機長から「接触した可能性がある」と連絡があり、判明した。同社は「原因は調査中」としている。

 1637便の乗客は別の機体に乗り換え、定刻から約1時間半遅れて出発。午後0時20分ごろ、松山空港に到着した。事故の影響で大阪を発着する全日空の計10便が欠航した。

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