宝塚歌劇団の姿勢「前進」と評価 急死俳優の遺族、面談で

 宝塚歌劇団の女性俳優(25)が昨年9月に急死した問題で、遺族代理人の川人博弁護士らは1日、上級生のパワハラに関する見解などを巡り、歌劇団側が1月24日の3回目の面談で遺族への配慮を見せ、「姿勢が従来より前進した」とするコメントを発表した。一方で考えが一致しない点もあり、2月末までに4回目の面談を行う意向を示した。

 川人弁護士によると、3回目の面談では女性の母親と妹が直接、意見や心情を伝えた。急死問題についてパワハラを否定した歌劇団側の調査報告書に、遺族側の聴取内容が反映されなかったことを踏まえた対応という。

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