昨年第4四半期GDPは4.3%増

特区政府統計処は1月31日、2023年第4四半期と通年の経済統計(見込み)を発表した。同日の香港メディアによると、第4四半期の実質域内総生産(GDP)伸び率は前年同期比で4.3%となり、第3四半期の同4.1%から伸びが拡大した。2023年通年のGDP伸び率は前年比で3.2%となり、22年のマイナス3.7%から好転した。第4四半期の個人消費伸び率は前年同期比3.5%、第3四半期は6.2%。通年では前年比7.4%だった。第4四半期の輸出総額伸び率は前年同期比2.8%、固定資産投資の前年同期比伸び率は15.7%だった。通年の輸出総額伸び率はマイナス10.3%、固定資産投資伸び率は10.6%だった。政府報道官は「香港経済は23年第4四半期に引き続き回復し、インバウンド観光業と個人消費が依然として主要な原動力となった。今後の見通しでは、困難な外部環境が24年も引き続き香港の輸出に圧力を与える。先進国経済体が予想通り年内に利下げすれば状況は安定に向かうかもしれない」と解説した。第4四半期GDPの修正値と詳細な数値、23年通年伸び率の最新予測は2月28日に財政予算案で発表される。

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