任意団体の金を私的流用したとして会計事務を担当していた広島県庄原市の男性職員が懲戒処分されました。
懲戒処分されたのは庄原市の職員で任意団体の会計事務を担当していた主任主事の男性(35)です。
男性は任意団体の口座から去年4月から5月にかけて4回にわたり計35万円を不正に引き出して私的流用したということです。
庄原市によりますと男性は引き出した金を自家用車の修理代に使ったということです。
また別の任意団体でも上司に許可を取らず勝手に金の出し入れをしていたということです。
男性は2019年4月から1人で会計事務を担当していました。
去年8月、男性が病気療養中に別の職員が担当したことで不正が発覚しました。
市は1日、男性を停職6カ月の懲戒処分にしました。
男性は同じ日に依願退職しました。
庄原市の木山耕三市長は「市民の信頼を失墜させ心からお詫び申し上げます。常に全体の奉仕者としての自覚と緊張感をもって職務に専念するよう周知徹底を図り、信頼回復に全力で取り組んでいく」とコメントしています。