川崎Fと福島が業務提携を発表…選手の強化、育成を目的に

[写真:©︎J.LEAGUE]

川崎フロンターレと福島ユナイテッドFCは1日、選手の強化、育成を目的とした業務提携を締結することを発表した。

今回の業務提携については、「両クラブ間での選手等の人材交流」、「スカウティング情報並びにチーム強化のノウハウ共有」が目的とのこと。2024年2月1日から2026年1月31日までの2年間となる。

福島には、今シーズン川崎FからMF大関友翔が育成型期限付き移籍。また、テクニカルカルディレクターには過去に6シーズン指揮を執った関塚隆氏、監督には選手としてもプレーし、2023シーズンまでコーチを務めていた寺田周平氏が就任するなど、両クラブのつながりがある。

両クラブの社長は、クラブを通じてコメントしている。

◆吉田明宏 代表取締役社長(川崎フロンターレ)
「今回、福島ユナイテッドFCと川崎フロンターレが選手強化及び育成によるクラブの発展について、同じ価値観・方向性を持ち本業務提携の合意に至ったこと、本当に嬉しく思います。また、両クラブが培ってきた様々な経験やノウハウの共有、そして人材の交流を通じて、若く才能溢れる選手たちが多くの経験や成長の機会を得ることができるものと信じております」

「本提携が、両クラブの発展のみならず、Jリーグ全体の発展にも寄与できるよう取り組んでまいりますので、川崎フロンターレのファン・サポーターや関係者の皆さんはもとより、福島ユナイテッドFCのファン・サポーターの皆さんからも熱いご声援をいただけますと幸いです」

◆鈴木勇人 代表取締役社長(福島ユナイテッドFC)
「2024シーズンの開幕を直前に、当クラブの未来にセンセーショナルな風が吹き始めました。川崎フロンターレとの業務提携の締結について感謝申し上げます。誠にありがとうございます」

「同クラブは、サッカーを通じて地域と密接な関係を構築し、Jクラブのトップの地位まで上り詰めており、まさにロールモデルとなる存在であります。これまで培われたナレッジやノウハウ、経験を当クラブのチーム強化や人材育成に生かすだけでなく、福島スタイルを確立するための大きなファクターになります。また、今後の発展を追求するなかで、多くを学ばせていただける機会と考えております」

「福島県ならびに福島市、スポンサーの方々やファン、サポーターのみなさまにとっても有意義なものになるよう本提携を大切にしてまいります。ぜひ、川崎フロンターレに関わるみなさまも、福島ユナイテッドFCを応援していただければ幸いです」

なお、2013年から湘南ベルマーレと業務提携を結んでいるが、今後も継続することとなる。こちらの内容は、福島の復興支援、両クラブの事業拡大ならびにチーム強化を目的とした内容となっている。

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