産油国、現状維持を確認 OPECプラス、状況を監視

 【ロンドン共同】主要産油国でつくる「石油輸出国機構(OPEC)プラス」は1日、各国の生産態勢や市場動向を点検する委員会をオンライン形式で開いた。中東情勢の緊迫化で原油相場が年明けから持ち直しており、現行の減産枠組みを維持しながら状況を監視していく方針を確認した。

 ニューヨークの原油先物相場は、イスラエル軍とイスラム組織ハマスとの戦闘開始後に上昇したものの、勢いが続かず、昨年12月中旬は一時1バレル=70ドルの大台を割る水準で取引された。

 その後、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海で商船攻撃を繰り返し、今年1月下旬に一時80ドル近くまで上がった。

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