同級生パワー、山辺熱くする 峯田和伸さんと米富繊維・大江健さんがTシャツ作成、町のふるさと納税返礼品に 

銀杏BOYZと米富繊維によるコラボレーションTシャツを持つ大江健さん=山辺町・同社

 ファッションとロックで山辺町を盛り上げようと、町出身のミュージシャン・峯田和伸さん(46)が、同町のふるさと納税の返礼品用として、小中学校の同級生と「古里応援Tシャツ」を作成、同町は1日、納税を受け付ける各ポータルサイトにアップした。Tシャツには時間を忘れて遊び回った少年時代などの思いが詰まっている。峯田さんは「あの頃、僕らはいろんな遊び、体験をした。また、一緒に遊ぶことになった。楽しいなあ!」などとコメントしている。

 峯田さんはロックバンド「銀杏BOYZ」として活動するほか、俳優としても数多くの映画、ドラマに出演している。一緒にTシャツ作りに取り組んだのは小中学校時代の同級生で、現在は町内でニット製造業の米富繊維を経営する大江健さん(46)。2人は音楽とファッションという同じく表現活動をする中で、山辺を広く知ってもらい、地域活性化につなげようと、町からの求めに応じ、誰でも手軽に着るものとして、Tシャツを選んだ。

 大江さんは「今はどこでも『新しい』ことをできる可能性がある。若者に対して何かポジティブな要素を発信できたらいいと考えた」と話した。峯田さんは「大人になって会わなくなっていた間に僕らはそれぞれ自分の場所で歌っていた。編んでいた」と振り返るとともに、再会を喜ぶメッセージを出した。

 Tシャツは洗濯を重ねても襟がよれにくいニットリブ付き。銀杏BOYZのライブ画像と峯田さん直筆文字の「Yamanobe」「Yonetomi」「銀杏BOYZ」をプリントした。サイズはS相当~XL相当。寄付金額は1点3万3千円に設定し、3月31日まで期間限定で受け付ける。

 問い合わせは町政策推進課023(667)1110。

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