ベストインフルエンサーになっちゃんママさん(南陽) 県旅館ホテル組合企画・SNSで丹泉ホテル紹介、予約増貢献

佐藤信幸理事長(右)からトロフィーを受け取るなっちゃんママさん=上山市・古窯

 県内の宿泊施設とインフルエンサーがペアになり、昨秋から1月下旬まで宿をPRした県旅館ホテル生活衛生同業組合(佐藤信幸理事長)の企画で、交流サイト(SNS)への投稿が予約増加につながったベストインフルエンサーに南陽市のなっちゃんママ(本名・伊藤なつ美)さんが選ばれた。

 なっちゃんママさんのインスタグラムのフォロワーは2万4000人。同市赤湯温泉の丹泉ホテルについて、温泉や食事のほか、犬も一緒に泊まれることを動画で紹介した。同ホテルに関するインスタグラムでの投稿2件は、いずれも再生回数が100万回を超えた。

 結果発表会が1日、上山市の古窯で開かれ、なっちゃんママさんは「宿のアピールポイントをしっかり紹介できた」と振り返り、動画に登場した同ホテルの丸森周平社長は「魅力を最大限引き出してくれた。動画を見たという声も多く頂いた」と述べた。

 旅行形態が団体から個人にシフトする中、多数のフォロワーを持つインフルエンサーと協力しようと企画した。「山形ベストインフルエンサー(最響旅人)決定戦」と銘打ち、昨年9月に宿とインフルエンサーのペアを決めるドラフト会議を開催。決定した13組がそれぞれの宿で撮影し、インスタグラムや宿泊予約アプリ「Too」などで情報発信した。

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