高校生アスリート進学前に体鍛え 小林一輔選手(上越市出身)と松木太一選手(糸魚川市出身) 筋力増やし大学で活躍を トレーニングジムC―Lab上越 体の使い方も指導 

岡崎さんのアドバイスで、左右18キロの重りを持ち体の回旋と筋トレを積む小林選手(手前)と松木選手(右奥)

大学進学を前に、高校生アスリートが肉体改造に取り組んでいる。日本大野球部に進む栃木・佐野日大3年の小林一輔(18、上越市出身)と明治大男子バレーボール部に進む上越総合技術3年の松木太一(18、糸魚川市出身)両選手だ。

埼玉西武ライオンズの滝澤夏央選手(20、関根学園高出)も利用する、トレーニングジム「C―Lab(シーラボ)上越」で、大学での活躍を目指し、筋トレに励んでいる。

小林選手は幼年野球・高志ビクトリーズ―新潟ボーイズを経て佐野日大に越境入学。1年秋からベンチ入りし、3年春、夏は4番、三塁手や一塁手で出場。昨夏は栃木大会で本塁打を放ち、打率6割6分7厘をマークするなど活躍した。

滝澤選手が利用している情報をSNSで見て連絡。昨年12月下旬から同ジムに通っている。筋力をつけるとともに体の使い方を教わっている。身長183センチで、体重は4キロほど増え90キロ超に。長打力に磨きをかける。日本大生産工学部に進学し、野球部では「早いうちからレギュラーになれるよう頑張りたい」と意気込む。2月3日から千葉県習志野市のグラウンドで練習参加する。

松木選手は糸魚川中から上越総合技術に進み、エースアタッカーとしてチームを引っ張り、昨年の春高バレーや少年男子県選抜でも活躍した。昨年12月初めから同施設に通い、弱いという上半身の筋力や苦手とする体の回旋運動などを高めている。「自分で積極的に考えるようになり、体が大きくなった。今後もここでのトレーニングをまねしていきたい」と話す。2月10日に入寮を予定している。

指導する理学療法士の岡崎優さん(32)は「それぞれ弱点部分を引き上げ、打席での軸のつくり方や空中でのポジション、レシーブの形など、それぞれに応用できるようにアドバイスしている。伸びしろがあり、可能性は無限大」と大学での大成を期待している。

◇11日ジュニア 選手セミナー

上越シビックサービス主催、C―Lab上越主管のジュニアアスリートセミナーが11日、上越市土橋の市民プラザで開かれる。埼玉・浦和学院高野球部トレーニングコーチの小川航平さん(糸魚川市出身)や上越教育大准教授の池川茂樹さんら4人の講師を招き、ウエートトレーニングや体の知恵などを学べる。無料血流観察や足圧測定なども。

時間は午前9時から午後5時ごろまで。全てのセミナーは電話またはLINEでの事前予約が必要。予約、問い合わせは岡崎さん(電080・4337・4476)へ。

© 株式会社上越タイムス社