長崎県内の公立高 前期選抜が始まる 前期・後期制は最後…高校入試改革で

問題用紙が配られるのを待つ受験生=長崎北高

 長崎県内の公立高で2024年度入試の前期選抜が1日あった。一部の学校は2日も実施する。全日制55校の前期は定員3496人に対し、5869人(文化・スポーツ特別選抜の412人を含む)が志願した。
 新型コロナウイルス流行を受け昨年まで試験会場の1教室当たりの収容人数を減らしていたが、40人に戻した。
 長崎市小江原1丁目の県立長崎北高は定員60人に対し160人が受験。作文の試験や面接があり、生徒は緊張した表情で挑んだ。このほか多くの学校で国語、数学、英語の学力検査などを実施した。
 8日午後2時以降、各校ホームページで合格者の受験番号を発表。後期選抜は3月6、7日に国語、数学、英語、理科、社会の5教科の学力検査と面接を実施する。
 入学者選抜制度改革に伴い前期・後期制は今回で廃止になる。来年度からは自己推薦による「特別選抜」、学力検査中心の「一般選抜」、再募集の「チャレンジ選抜」の3段階で選抜する。

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