マゼランペンギン受け入れ 上越市立水族博物館うみがたり 11羽元気に過ごす 地震被災の水族館飼育

うみがたりで飼育されている、のとじま臨海公園水族館のマゼランペンギン

上越市立水族博物館うみがたり(同市五智2)は1月31日から、能登半島地震で被災したのとじま臨海公園水族館(石川県七尾市)のマゼランペンギンを受け入れて飼育している。11羽は新しい環境でも元気に過ごしている。

両館が加盟する日本動物園水族館協会は、のとじま臨海公園水族館の要望に基づき加盟の園に生き物の受け入れを要請している。同館は26羽のマゼランペンギンを飼育しており、そのうちの11羽をうみがたりが受け入れることとなった。

血統管理や疾病予防のため、のとじまのペンギンはうみがたりのペンギンと分けてバックヤードで飼育している。展示の予定はない。期間は、のとじまでマゼランペンギンの飼育が可能になるまでとなっている。うみがたりは「(のとじまの)営業再開まで、大切に飼育していきたい」と話している。

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