七日町商店街振興組合(山形市、岩淵正太郎理事長)の創立60周年記念式典が1日、山形市のオアゾブルー山形で行われ、組合員ら約100人がこれまでの歩みを振り返り、さらなる発展を誓った。
岩淵理事長は市が進める旧大沼山形本店と周辺エリアの再開発を「最重要課題」とした上で、御殿堰(ぜき)を生かしてまち歩きを促す「粋七(いきなな)エリア」や新市民会館の整備などの再開発が相次いで控えていることに触れ「お客さまから末永く利用してもらえるまちづくりを目指す」とあいさつした。吉村美栄子知事、山形市の井上貴至副市長らが祝辞を述べた。
席上、若手組合員らが中心となって策定した将来ビジョンを示し▽誰もがほっとする街▽未来への期待感が高まる街▽来やすくて過ごしやすい街―の3本柱からなる行動指針を示した。
同組合は1964(昭和39)年2月に設立。七日町大通りの電線地中化や無散水消雪歩道の導入、県内初の「歩行者利便増進道路」(通称・ほこみち)指定など先駆的な取り組みを推進している。