フランスでも伊東純也の刑事告訴報道を注視 大手紙「アジアカップでは代表チームに残るべき」

写真:日本代表からの離脱が発表された伊東だが…… ©Getty Images

現在開催中のAFCアジアカップ カタール 2023を戦う日本代表から離脱することが発表されたFW伊東純也(スタッド・ランス/フランス)の処遇について、フランスでも大きな注目が集まっている。

伊東に関しては、1日発売の『週刊新潮』で女性に対する性加害および刑事告訴の旨が報じられた。一方、伊東側は虚偽告訴の疑いで告訴状を提出している。同日、日本サッカー協会(JFA)は公式サイト上で声明を発表。「事実関係の内容について当事者の主張が異なっていると理解しており、慎重な対応が求められると考えています。JFAとしては、伊東選手本人の心身のコンディションを考慮した結果、伊東選手が本日付でチームを離れることを決定しました」と、代表チームからの離脱を発表した。

だが、JFAは離脱発表を行った同日中に一旦離脱を撤回し、あらためて離脱の有無を含めた再検討を行うことを発表している。

本件は、伊東が日頃プレーするフランスでも注目されている。所属クラブのスタッド・ランスが「疑惑の事実を明らかにする具体的な情報を待っている段階であり、関連する法的進展に細心の注意を払う予定」といった声明を発表するなか、フランス紙『レキップ』も本件について言及。「一時、準々決勝を戦う日本代表を離れることが発表されたスタッド・ランスのストライカーだったが、チームメイトから擁護されていることもあり、カタールでの大会を全うする見込みだ」と報じている。

また、同紙は「アジアカップでは代表チームに残るべき」と、法的進展がない現時点では伊東を代表チームに帯同させるべきと主張した。

伊東は今大会ここまでグループステージ2試合に先発、1試合に途中出場。決勝トーナメント・ラウンド16のバーレーン代表戦ではベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。

日本代表がイラン代表と対戦する準々決勝は、2月3日の20:30にキックオフ。テレビ朝日では、一部地域を除いて20:00から放送を開始する。

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