クレーン車で木の伐採作業中に転落し死亡 禁止されているクレーンのフックに取り付けた鉄かごに作業員乗せる 建設会社や運転手などを書類送検

去年9月、愛媛県久万高原町の県道で、クレーン車に乗って木の伐採作業をしていた男性が転落して死亡した事故で、松山労働基準監督署は2日、クレーンのフックに取り付けた鉄かごに男性を乗せて作業をさせていたとして、勤務先の建設会社などを松山地検に書類送検しました。

労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、久万高原町中組の「若山建設」と代表取締役の男性(63)、それにクレーン車の男性運転手(55)です。

この事故は、去年9月12日、久万高原町の県道でクレーン車に乗って木の伐採作業をしていた男性作業員(57)が転落し、死亡したものです。

松山労働基準監督署によりますと、代表取締役と運転手は、労働安全衛生法で禁止されているクレーンのフックに取り付けられた鉄かごに男性作業員を乗せ、約6メートルの高さまで釣り上げて作業をさせていた疑いがあるということです。

松山労働基準監督署は、捜査に支障があるとして認否については明らかにしていません。

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