名鉄、手荷物を回送列車で空港へ 観光客の消費増狙う

名鉄名古屋駅で、中部空港利用客の預け入れ荷物を回送列車に積み込む様子=2日午後、名古屋市

 名古屋鉄道などは2日、航空利用客の荷物を名鉄名古屋駅付近で預かり、回送列車で中部国際空港まで運ぶ実証実験の報道向け説明会を開いた。利用客が航空機に搭乗する前に名古屋市やその近郊を手ぶらで観光できるようにし、地域での消費を増やしてもらう狙い。実験は4~11日に行う。

 荷物は駅近くの名鉄百貨店で受け付ける。名鉄の回送列車で中部空港へ輸送し、航空機に積み込む。利用者は到着先の空港で荷物を受け取る。対象は中部空港と新千歳空港を結ぶ一部の便の利用者で、無料で実施する。

 預けられる荷物の大きさは縦・横・高さの合計が203センチ以内で、航空機の普通席利用者は1人当たり重さ20キロまで。

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