H2O、4~12月期最高益 円安で訪日客需要拡大

 阪急阪神百貨店の親会社、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが2日発表した2023年4~12月期連結決算は、純利益が前年同期比62.2%増の177億円で、4~12月期として過去最高だった。円安でインバウンド(訪日客)需要が拡大し業績に寄与した。

 売上高は4.3%増の4954億円、本業のもうけを示す営業利益は約2.3倍の221億円だった。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、国内消費も堅調だった。

 24年3月期の業績予想の上方修正も公表。売上高を従来の6800億円から6830億円に、純利益を130億円から180億円にそれぞれ引き上げた。

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