「変異株『BA.2.86』で感染リスク上昇」県が「感染拡大警報」 拡大は3月中旬まで続く見込み=静岡県

新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを受け、静岡県は2月2日、独自に定める基準で最も深刻な「感染拡大警報」を発表しました。警報は、2023年9月末に警報から注意報に引き下げられて以来、約4か月ぶりです。

<静岡県感染症管理センター 後藤幹生センター長>
「本日、感染拡大警報を発令いたします」

県は2日、臨時の会見を開き、県内で新型コロナウイルスの感染者が急増したため、県独自の基準の中で最も深刻な「感染拡大警報」を発表しました。

県によりますと、1月28日までの1週間で定点医療機関あたりの感染者の数が19.14人となり、警報レベルの16人を超えたということです。

感染者が増えている理由について感染症管理センターの後藤幹生センター長は「新たな変異株『BA.2.86』の感染者が増え、再び感染のリスクが上がっている」と指摘しました。

後藤センター長によりますと、感染拡大は3月中旬頃まで続く見込みということです。

© 静岡放送株式会社