中国、尖閣沖ブイ「故障で漂流」 日本説明に反発

 【北京共同】沖縄県・尖閣諸島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で「中国」と記載されたブイを確認したと日本政府が発表したことについて、中国外務省の汪文斌副報道局長は2日の記者会見で「ブイはもともと長江の河口付近に設置されていたが、技術上の故障によって漂流した」と説明した。

 尖閣は中国固有の領土だと主張し、EEZ内という日本側の説明は「受け入れない」と反発した。ブイに関して「中日は意思の疎通を保ち、処理している」とも述べた。

 日本政府は1日、海上保安庁が1月29日に尖閣の北約170キロの海上でブイを見つけたと明らかにした。逆さまの状態で水没しており、機能していないという。

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