運転士確保へ緊急会議、国交省 鉄道165事業者と情報共有

地方鉄道の運転士確保に向け、国交省が開いた緊急連絡会議=2日午後、東京都千代田区

 国土交通省は2日、国内165の鉄道事業者を対象に、地方鉄道の運転士確保に向けた緊急連絡会議を同省で開催した。近年、人手不足で運行本数を減らすといった事態が起きており、運転士資格の年齢要件緩和などを検討していることを説明。各事業者の人材確保策について情報共有した。

 会議で国交省の担当者は「若い世代に人気の業種と思われていた鉄道運転士も人手不足の影響を受けている。対策は喫緊の課題だ」とあいさつ。受験資格の年齢制限引き下げのほか、自動運転化の促進、外国人材の活用に向け「特定技能」の対象に鉄道分野を追加することなどを検討項目に挙げた。

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