【早出し】「弱い心の鬼」やっつけたよ 山形・保育園で豆まき

鬼に向かって丸めた新聞紙を投げる園児たち=山形市・はやぶさ保育園

 節分を前に、山形市のはやぶさ保育園(松田英彦園長)で2日、豆まきが行われ、豆菓子メーカー・でん六(同市、鈴木隆一社長)からサポーターとして派遣された同社のキャラクター「でんちゃん」と一緒に“心の鬼”を退治した。

 0歳から年長までの約110人が参加した。でんちゃんが登場すると、園児たちは手を振りながら大歓声。一緒に歌ったり踊ったりして仲を深め、でんちゃんから豆まきのこつを教わった。職員が扮(ふん)する赤と緑の鬼が現れると「キャー」と逃げ回り、中には泣き出す子も。でんちゃんと協力し、豆に見立てた丸めた新聞紙を投げて追い払った。

 共に年長の高橋慶橙(けいと)ちゃん(6)は「豆をたくさんぶつけられた」、類瀬日向ちゃん(6)は「寝坊しちゃう弱い気持ちをやっつけた」とそれぞれ誇らしげに話していた。

 同社は2010年からでんちゃんを派遣し、園児の豆まきを応援している。

鬼に向かって丸めた新聞紙を投げる園児たち=山形市・はやぶさ保育園

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