カニエ・ウェスト、トラヴィス・スコットのライブにサプライズ出演&ヒット曲を披露

カニエ・ウェストが、現地時間1月31日に行われたトラヴィス・スコットの【サーカス・マキシマス・ツアー】の米オーランド公演にサプライズ出演した。

スコットはスペシャルな夜をファンに約束していた。そんな中、ジェイソン・ボーヒーズのホッケーマスクと黒のレザージャケットを身に着けたウェスト(現在はイェーとして活動している)がオーランドの空港で目撃され、そのままの格好でステージに登場した。

イェーは、2010年の「ランナウェイ」のアイシーなピアノの音とともにステージに上がり、観客を熱狂させ、「キャント・テル・ミー・ナッシング」「オール・オブ・ザ・ライツ」「ファーザー・ストレッチ・マイ・ハンズ・パート1」など、いくつかの名曲を披露した。

タイ・ダラー・サインも飛び入りし、『ザ・ライフ・オブ・パブロ』より「フェード」で共演し、そして二人のジョイント・アルバム『ヴァルチャーズ』の同名リード曲をバンプ・Jを迎えて披露した。

ウェストはまた、『ヴァルチャーズ』のヴォリューム1が、急な変更がないかぎり現地時間2月9日にリリースされていることを確認した。

スコットは、自身にとってラップのスーパーヒーローの一人であるイェーに敬意を表し、もしイェーがキャリアの初期に壁を打ち破ってくれなかったら、今の自分はなかっただろうと明かした。「ブラザーがいなかったら、俺はこのステージに立てなかった。彼がこの扉を開けてくれた。史上最高の男のために騒ごう」とスコットはキア・センターの観衆に呼びかけた。

スコットとイェーがステージで再会したのは、昨年8月に『ユートピア』を引っ提げて、イタリア・ローマで共演して以来のこととなる。

計画通りに進めば、ウェストは2月9日に『ヴァルチャーズ』のヴォリューム1をリリースし、他のヴォリュームは3月8日と4月5日にリリースされる予定だ。

カニエがアルバムのディストリビューターとして誰と組むかは不明だ。デフ・ジャムは、2022年末の一連の反ユダヤ主義的発言を受けてウェストとの関係を断ち切った。彼は昨年12月にユダヤ人コミュニティーに対し、ヘブライ語で謝罪の手紙を公開していた。

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