クロップ監督が語るアレクサンダー=アーノルドの進化する役割「彼により自由を与えた」

写真:公式戦300試合出場を達成したアレクサンダー=アーノルド

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督がトレント・アレクサンダー=アーノルドの偽SB起用の利点を語った。イギリス『TNT Sports』が伝えている。

現在25歳のアレクサンダー=アーノルドは、左SBのアンディー・ロバートソンとともにサイドから精度の高いクロスや、攻撃参加でゴールとアシストを量産してきた。リヴァプールでトップチームデビュー以降、公式戦300試合に出場し、18ゴール81アシストとSBらしからぬ成績を残している。

2023年4月に行われたアーセナル戦以降、アレクサンダー=アーノルドは偽SBとして役割が変化すると、今季は中盤でプレーする機会も得ている。クロップ監督はアレクサンダー=アーノルドの役割の変化は「彼により自由を与えた」と語り、以下のように続けた。

「常にそのポジションでプレーすべきなのか、右SBの位置から試合の状況に応じて中盤やウィングに顔を出すのか、なにか自由だった」

「そして最終的には、試合の多くの場面で中央に位置し、マッカ(アレクシス・マクアリスターの愛称)や他の選手と一緒にゲームメイクすることができた。メリットはたくさんある」

「チームとして、これまで準備ができていなかったし、トレントもまた準備ができていなかった。しかし昨シーズンの我々にとって最悪の時期に、何か大きな変化が必要と考え、実行しそれがうまくいった。トレントは楽しんでいるし、とても満足している。少しの自由を与えることで、選手がどのように新しい扉を開くのか見るのは、監督にとって楽しいことだ」

1月7日に行われたアーセナルとの試合でヒザを負傷したアレクサンダー=アーノルドは、FAカップ4回戦ノリッジ戦で復帰し、最近2試合は途中出場を続けている。離脱していた期間は新進気鋭のコナー・ブラッドリーが大活躍を見せ、見事に穴を埋めている。リヴァプールの次の対戦相手は、現地時間2月4日にアーセナル戦を控えている。

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