氷見・姿に防犯カメラ 県警、2台設置

設置された防犯カメラ=氷見市姿

 富山県警は2日、能登半島地震で家屋の倒壊や損壊が相次いだ氷見市姿に防犯カメラ2台を設置した。地震に便乗した悪質商法や詐欺、被災家屋を狙った窃盗を抑止する。「復興支援見守りカメラ」として月内に氷見市と高岡市に計10台を設ける。

 カメラは住宅と倉庫に1台ずつ設置。「カメラ作動中」のプレートを張り付けた。姿では地震で住めなくなった家が続出し、57世帯中、11~12世帯が地区外に転出。親戚宅や市が用意したアパートなどで暮らす。

 山本譲治区長は「今住んでいる人はもちろん、家を離れて生活する人の安心につながる」と期待した。

 氷見市内では地震後、空き家で窃盗被害が発生。県警は1月、氷見市間島のJA氷見市稲積支所と丸の内のポケットパークにカメラを設置し、警戒を強めている。

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