EU、家電修理受ける権利保障へ メーカーに義務付け

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は2日、故障した冷蔵庫や洗濯機などの家電の修理を消費者が受けられるようにする権利を保障する新たな規則を設けることで暫定的に合意した。導入されればメーカーは消費者に対して権利を周知し、修理業者に部品を適正な価格で提供することが義務付けられる。

 循環型経済の構築に向けた取り組みの一環で、EU欧州委員会が提案していた。EUの加盟国で構成する理事会と、欧州議会の正式な承認を経て導入される。

 新規則ではメーカーは製品の保証期間内は修理か交換かを消費者が選択できるようにする。保証期間を過ぎた場合も、一定期間は適正価格で修理に応じなければならない。

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