鳥栖署は1月26日、ニセ電話詐欺を未然に防いだヤマダデンキテックランド上峰店次長の木下幸保さん（41）＝佐賀市、ローソン基山駅前店店長の小森美穂さん（50）＝福岡県筑紫野市、高齢男性を保護した看護助手の本田舞まい夢むさん（38）＝佐賀市＝の3人に感謝状を贈った。
木下さんは昨年12月、来店した60代男性が電子ギフト券30万円分を購入しようとした際、使い道を尋ねたところ回答が二転三転したことから詐欺を疑い110番した。小森さんは昨年10月、何度も来店して20万円分の電子ギフト券を購入しようとした70代男性に、購入を思いとどまらせた。
本田さんは1月15日未明、佐賀市内を車で運転中に県民向けのアプリ「防災ネットあんあん」で手配されていた行方不明者と特徴が似ている80代男性を発見し、適切に保護した。
贈呈式には木下さんと本田さんが出席。木下さんは「今回の経験を自分だけでなく周りの従業員と共有したい」、本田さんは「男性が風邪やけがもなく元気に過ごされていると聞いて安心した」と話した。（井手一希）
