身近な日常、風景描く 2月4日まで 創元会佐賀支部が作品展

人物画や風景画などの多彩な作品が並ぶ会場=佐賀市の県立美術館

 「第41回創元会佐賀支部展」が、佐賀市の県立美術館で開かれている。会員13人と一般の5人が参加し、それぞれにとっての身近な日常や風景を描いた油絵、水彩画など大作34点を並べる。4日まで。

 一般で参加した川原英人さん(佐賀市)の油絵「そろそろいいよ」は、自身が働く高齢者施設の調理場を繊細に描き、高齢化社会の裏にある現実を表現した。他にも、ウクライナの国花であるヒマワリを背景に女性がたたずむ様子を描き、平和への祈りを込めた作品なども並んでいる。

 支部代表の豊福保夫さん(75)は「絵を描く喜びを存分に表現した作品ばかり。作品を通して、絵を描く楽しさが伝われば」と話す。午前9時半~午後6時(最終日は午後4時まで)。入場無料。問い合わせは事務局、電話0942(92)3570。(坂本有佐)

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