長崎県スポーツ表彰で廣中璃梨佳ら15人に特別賞 109個人・38団体が栄誉を受ける

鹿児島国体相撲成年で3位入賞した長崎チーム。松園(長崎鶴洋高教、右から2人目)は個人の部の特別表彰も受けた=鹿児島県奄美市名瀬運動公園

 長崎県は1日、本年度の県スポーツ表彰と県スポーツ教育長顕彰を受ける個人109人と38団体(前年度101人25団体)を発表した。スポーツ表彰のうち、国際舞台などで活躍した選手に贈られる特別賞個人の部は、杭州アジア大会陸上女子5000メートルと1万メートルでそれぞれ銀メダルを獲得した廣中璃梨佳(日本郵政グループ)など15人が選ばれた。
 特別賞個人の部は廣中のほか、世界相撲選手権団体で金メダルを獲得した松園大成(長崎鶴洋高教)、ソフトボール男子U18ワールドカップの日本代表の優勝や北海道インターハイの島原工高初Vに貢献した橋本怜、台湾パラオープン卓球女子ダブルスで優勝した太田歩美(三菱重工)、ワールドコンバットゲームズ剣道男子個人を制した松﨑賢士郎(筑波大大学院)らが名を連ねた。団体の部は該当チームがなかった。
 全国大会などで優れた成績を残したチームに贈られるスポーツ賞団体の部は、昨年3月に島原市で開催された全国高校選抜フェンシング大会の女子サーブル団体で県勢初Vを飾った諫早商高、全日本ボウリング選手権男子団体で初優勝した長崎県チーム、全国選抜社会人相撲選手権大会団体を制した長崎県教職員クラブなど13団体が受賞した。
 教育長顕彰のうち、優秀な成績を収めた小中学生やスポーツクラブなどをたたえる奨励顕彰は個人54人と団体19人、功労顕彰は個人7人を選出。郡市対抗県下一周駅伝大会を70回にわたり主催してきた長崎新聞社も功労顕彰を受けた。
 表彰式は7日に長崎市内で行われる。

北海道インターハイのソフトボール男子で島原工高を初優勝に導いたエース橋本=北海道はまなす国体記念石狩市スポーツ広場
地元開催の全国高校選抜フェンシング大会女子サーブル団体で県勢初優勝を果たした諫早商高=島原市、島原復興アリーナ

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