米、ガザ停戦決議の提出けん制 「現場の外交努力を阻害する」

国連安保理の緊急会合で発言する米国のトーマスグリーンフィールド国連大使=1月31日、ニューヨークの国連本部(共同)

 【ニューヨーク共同】米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は2日、パレスチナ自治区ガザの戦闘を巡り、安全保障理事会で即時停戦を求める決議案を提出しようという動きがあることを明らかにし、現場の「外交努力を阻害する」とけん制した。米国はカタールなどと協力して休戦案をイスラエルとイスラム組織ハマスに提示。カタールによると、イスラエルは同意し、ハマスの回答待ちの状況だ。

 ニューヨークの国連本部で報道陣の取材に応じたトーマスグリーンフィールド氏は、今回の休戦案は恒久停戦へ向けた第一歩だと指摘し、安保理は推移を見守るべきだと訴えた。

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