規格外のトウモロコシやニンニクが冷凍商品に 奥州・上小田代

3種のスープ・塩パンのセットを持つ佐藤幸治店主(右)ら

 岩手県奥州市江刺田原の農業、商品加工・販売の上小田代(かみこだしろ)(伊藤周治社長)は、自社農場で栽培したトウモロコシの濃厚スープとニンニクを使った塩パンを販売している。ともに規格外を使用した冷凍商品で、地元の事業者の力を借りて完成させた。自宅で簡単においしく味わうことができる。

 砂糖を一切使わず、朝採れトウモロコシの甘さを生かしたスープは全3種。バランスの取れた甘みのドルチェドリームの「黄」、さらに甘みが凝縮された奥州ペルルの「白」、濃い味わいと赤色が特長の大和ルージュを使った「赤」で、味の違いを楽しめる。

 塩パンには香り高いにんにく塩をまぶす。一関市のカレー店ゴールドチャイが「福地ホワイト」のペーストを塩に加工し、奥州市の夢楽(むら)のパン工房Yadorigi(佐藤幸治店主)が県産小麦を使って焼き上げた。3種のスープと塩パン6個のセット(送料別3500円)、スープのみ(同2500円)がある。

 上小田代のキッチンカーやYadorigiで配布する注文用紙をファクスで送るか、ネットショップで注文する。

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