4戦連続で後半AT弾…何度も生還し“ゾンビサッカー”と呼ばれる韓国 クリンスマン監督は「どう呼ばれても構わない」

写真:韓国代表の驚異的な勝負強さが話題に ©Getty Images

現地時間2月2日に行われたAFCアジアカップ カタール 2023準々決勝でオーストリア代表と韓国代表が対戦し、韓国代表が延長戦にもつれ込んだ試合を2-1で制して準決勝に進出した。

試合は、前半終盤の42分に先制したオーストリア代表が後半終盤まで1点リードを守る展開に。だが、後半アディショナルタイムの96分にFWソン・フンミン(トッテナム/イングランド)がPKを獲得すると、これをFWファン・ヒチャン(ウォルヴァーハンプトン/イングランド)が決めて、韓国代表が土壇場で同点に追いつく。さらに、延長前半13分にはソン・フンミンがフリーキックを直接突き刺し、決勝ゴールをマーク。韓国代表が劇的な展開でオーストラリア代表に競り勝った。

今大会、韓国代表は4試合連続で後半アディショナルタイムにゴールを記録している。瀕死の状況からでも生き残るさまから“ゾンビサッカー”といった形容も生まれており、韓国メディア『news1』によると、その呼び名は韓国代表を率いるユルゲン・クリンスマン監督の耳にも届いているようだ。

オーストリア代表との激闘のあとにインタビューへと応じた際、“ゾンビサッカー”という呼び名について訊ねられたクリンスマン監督は「どんなニックネームで呼ばれても構わないよ」と返答。逆境を覆し続けている理由について、次のように述べた。

「私たちは飢えているんだ。まだここ(アジアカップ)にいるし、最後まで残りたいと思う」

韓国代表は2月6日、ヨルダン代表との準決勝に臨む。

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