待望のルーキー、ペドロ・アコスタ「乗り方とタイヤを理解した。最初のテストは満足」セパンシェイクダウンでは首位

 2月1~3日、2024年シーズンのロードレース世界選手権MotoGPクラスのシェイクダウンテストがマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われた。今年唯一のルーキーライダーとなるペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)は3日目のタイムで総合首位となった。

 2021年にMoto3、2023年にMoto2チャンピオンに輝いたアコスタは、今季からMotoGPクラスに昇格。2023年11月末のバレンシアテストで初めてMotoGPマシンに乗り、今回のセパンシェイクダウンテストを含めて計4日間しかRC16に乗っていない。

 テスト2日目からコンセッションシステムによりヤマハとホンダのレギュラーライダーも参加。3日目にはウエットとなった時間帯も走行を経験した。ドライとウエットで2度の転倒を喫したが、テストとはいえトップタイムを記録している。

 KTMのテストライダーであるダニ・ペドロサに着いて走る場面もあったようだが、同じように周回するのは難しかったという。スチールとカーボンのシャシーを試し、3日目にはカーボンシャシーの2台のマシンを走らせ、セッティングも好みのものに合わせていった。

 結果的に、初日は45周走り1分59秒385で2番手、2日目は42周走り1分58秒531で3番手、3日目は33周走り1分58秒189で1番手だった。アコスタを含むライダーたちは2日間の休養を挟み、2月6~8日に同地で行われるセパン公式テストにも参加する。

ペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)/2024MotoGPセパンシェイクダウンテスト1日目

■ペドロ・アコスタ
「この3日間は主に、自分のライディングスタイルを確立し、MotoGPクラスのタイヤを理解し、バイクのセットアップを見つけることに費やした。この最初のテストには満足しなければならないね。速いラップもいくつかこなしたが、最も重要なのはドライコンディションでレースペースを出せたことだ」

「ウエットでも少しタイムを出すことができて、それがボーナスだった。3日目はダニ・ペドロサについていこうとしたけど、そう簡単ではなかった! セパン公式テストでは、他のライダーのラインについていって、もう少し理解しようと思っている。とてもハッピーだし、これから2日間の休養を楽しみたい」

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