特殊詐欺防止の動画、山形で完成試写会 マッコイ斉藤さん登壇

動画の出演者と制作時の様子について語るマッコイ斉藤さん(左から2人目)=山形市・遊学館

 鮭川村出身でテレビのバラエティー番組などの制作に携わる演出家・マッコイ斉藤(本名・斉藤誠)さんがプロデュースした、県警の特殊詐欺(うそ電話詐欺)防止の啓発動画「実録!?山形県警24(にじゅうよ)ず!」の完成披露試写会が3日、山形市の遊学館で開かれた。マッコイさんがトークショーで登壇し、動画に出演した県民と撮影時の裏話を語った。

 マッコイさんは、カンニング竹山さん、スピードワゴンの井戸田潤さんと、本物の警察官の制服を着てパトカーに乗り、ほぼ“アポ無し”で県民に声をかけたと明かした。出演した男性は「最後に名前を言われるまで、疑い深い警察官だなと思っていた」などと振り返った。マッコイさんは時折、出演者にツッコミを入れつつ、「おじいちゃん、おばあちゃんに限らず、特に若い人にも見てほしい。詐欺について知ってもらい、優しい心で家族を助けてほしい」と呼びかけた。

 山形大付属小4年佐藤新君(10)は「すごく面白くて、勉強になった」と話した。試写会には約300人が参加。動画は県警のユーチューブチャンネルで公開している。

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